2013年03月06日

第2次野田村復興応援フィールドツアー!C〜鮭孵化場編〜

すずらんの成川です。
1日目の午後イチは、下安家漁協の鮭の孵化場を見学しました。
私自身、過去に何度か下安家を訪問しておりましたが、今回初めて孵化場を見学させて頂く機会を得ました。

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今回案内して頂いたのは、下安家漁協参事の島川良英さんです。
下安家漁協さんは鮭を孵化させ、稚魚を放流していますから、まさにのんちゃんの生まれ故郷であるとも言えます。

下安家漁協さんは全国2位の鮭・マスの水揚げ量を誇り、単河川では日本一の孵化能力を誇ります。しかし、このように野田村の文化・産業を牽引する孵化場も、3.11によって壊滅的な被害を受けました。

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この2枚の写真は、2011年の5月に撮影したものです。津波によって孵化場の前方にかかっていた大きな橋の橋桁が流出し、孵化場に大きな被害をもたらしました。
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しかし、下安家漁協さんは2011年の秋のサケ漁に間に合わせようとわずか半年で孵化場をゼロから再建させました。この写真は今回のツアーで撮影したものです。先ほどの写真と比べると、事務棟や孵化場が見事に再建されているのがわかります。放流した鮭は4年後に帰ってくるため、2011年の秋サケ漁に間に合わなければ4年後に甚大な被害がやってきて、それが復興の足かせになることを下安家漁協の皆さんは震災後瞬時に察知して、考える間もなく再建・復興に向けて仕事を始めたとのことです。


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ここはイクラを孵化させる施設です。今回は時期が外れているのでイクラちゃんはいませんでしたが、最盛期にはこの容器に満杯のイクラちゃんが入るわけです。

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この黒い影の部分が全て稚魚です!ここである程度の大きさに育ててから、一気に放流するんですね。

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見学の最後には、3.11に津波が孵化場に到来する映像や、当時から今までの出来事についてお話しして頂きました。津波によって大変な被害を受けながらも、それにめげることなく、すぐに前を向いて復興へ走りはじめた下安家漁協さん、島川さんの活力に本当に感銘を受けました。「私たちがトップランナーとして被災地の復興を牽引できれば」という言葉も印象的でした。一人一人の復興へ向けた歩みが、互いを励ましあい、相乗効果で復興を加速させる。下安家漁協さんのがんばりは、野田村や東北被災地の元気の源だと感じました。

また、下安家で採れた鮭の醤油漬けも頂きました!本当においしいです。実は私は前からこのしょうゆ漬けのファンで、通販でも購入してます!

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実はすずらんでは、過去に下安家漁協さんの復興を支援したいと思い、義捐金を送ることを検討したことがありました。しかし、その時に島川さんに「支援じゃなくて、私たちの自慢の鮭を味わって、ファンになってほしい」という旨のお話を頂いたんです。これが、すずらんが「支援」ではなく「応援」することが、被災地の復興にとって重要だと認識したきっかけでした。
そしてこの度、復興応援フィールドツアーで下安家漁協さんを再訪問させて頂き、鮭の魅力を存分に味あわせて頂きました。今では、見学に参加させて頂いた学生はみな下安家の鮭のファンです。

下安家漁協の皆様、お忙しいところ、孵化場の見学や貴重なお話しをお聞かせいただき、本当にありがとうございました。
posted by ou.savejapan at 16:47| Comment(0) | 野田村支援プロジェクト
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